体験して初めて、見えてくること

2025年は、
ファーストクラスを5路線、
ビジネスクラスを5路線、
そのほかの移動も含め、ほぼすべてをマイルで発券しました。

旅を続けていると、
「それは特別な人の話でしょう」
と言われることがあります。

けれど、私自身が体験してきたことは、
特別な才能や運だけで成り立っているものではありません。

たとえば、羽田からアブダビ(UAE)までトランジット含めファーストクラス。
通常価格は1,235,894円をマイルを使い、67ドルにて発券。
(その67ドルは空港使用税等に必要な最低限の費用です。)
当時のレートでおよそ10,500円でした。

数字だけを見ると現実離れしているように感じるかもしれませんが、
これは特別な裏技でも、偶然でもありません。
実際には、エコノミークラスを通常購入するより安いケースがほとんどです。

そして何より大きかったのは、
移動で疲れ切ることなく、
到着した瞬間から行動できる状態でいられるという点でした。

移動は、旅の前段階ではなく、旅の一部。
その質が変わるだけで、旅全体の印象が大きく変わります。

ホテルで起きたこと

宿泊先についても同じです。
最初から特別な部屋を予約していたわけではありません。

※バトラーとは、滞在中の部屋を担当し、チェックインから食事や外出の手配までを一貫してサポートしてくれる、ホテルの専任スタッフのことで、上記の写真はアブダビのセントレジスのスイートルームの様子です。

それでも滞在を重ねる中で、
バトラー付きの部屋に案内されたり、
スイートルームへアップグレードされる機会が増えていきました。

体験していない人の言葉は、現実を正確に映さない

以前、こんな話を聞いたことがあります。

「東大生は勉強ばかりしていて、ろくな人間はいない」
それを東大出身者が言っていたから、その評価は正しいのだ、と、とある人気占い師の言葉。

東京大学赤門

我が家には、息子の友達がよく出入りしていました。
中学・高校時代からの付き合いで、進学後も変わらず顔を見せてくれる子たちです。
気がつけば、その多くが東京大学に進学していました。

学校の近くに住んでいた我が家に彼らが泊まりに来ることもあり、
部活動に打ち込み、夜はスポーツ中継を見たり、ゲームをしたり。

息子の友達をお預かりしている立場の母親としては、
「勉強は、いつしているのだろう?」
そう思いながら眺めていたほどですが、のびのびと青春を謳歌しているように、わたしの目には映っていました。

口に出して言いたいところですが、そこはグッと我慢笑

これは、実際にその場にいなければ分からないこと。
外からの評価や、誰かの一言だけでは、現実は正しく見えません。

ファーストクラスも同じ

ファーストクラスに乗る人はどんな人なのか。
どんな時間を過ごしているのか。
スイートルームはどんな空間なのか。

それは、体験してみて初めて分かることです。

そして、その多くは
一部の限られた人だけのものではありません。

意図して選び、積み重ねた結果として
現実的な選択肢になっていく世界です。

これは、私が特別だから起きていることではありません。
私にできていることは、再現性のあることです。

なぜ、広く教えたいとは思わないのか?

ドーハ・ハマド国際空港
カタール航空 Al Safwa First Lounge(アル・サファ・ファーストラウンジ)

だからこそ私は、この知識を「誰にでも分かりやすく広めたい」とは考えていません。

数字だけを切り取れば、誤解や期待だけが先行してしまうこともあります。

実際に体験し、試し、
必要性を感じている人にこそ、
きちんと背景ごと伝えたい。

上記の写真はカタール航空ですが、ファーストクラス搭乗者は空港でジャグジーに入れたり、専用車が迎えに来てくれ、レストランのようなラウンジではフルコースのお食事が楽しめたり。

旅の質が変わると、
時間の使い方が変わります。
時間の使い方が変わると、
人生の選択肢が増えていきます。
人生の選択肢が増えると、
限られた命の時間を自分で選べるようになります。

その変化を、自分の感覚で確かめたい人に向けて、
体験に基づいた情報を、丁寧に伝えていきたい。

それが、これまで旅を重ねてきた中で
私が大切にしたいと思う姿勢です。

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